一年単位の変形労働時間制 給特法改定に強く抗議する!

一年単位の変形労働時間制 給特法改定に強く抗議する!

安倍教育再生と対峙し、過重な業務の軽減と教職員の定数増を求める運動をつくろう!

 

 124日、安倍内閣は参議院本会議において、教員の「一年単位の変形労働時間制」を可能とする給特法改定案を国民の反対を押し切って採決し、自民公明両党等の賛成多数で可決しました。安倍内閣は桜を見る会をめぐる自らの疑惑には背を向けながら、公立学校教員の働き方に変形労働制を導入することに対して、指摘された多くの問題点についてまともな説明もしないまま拙速な審議で採決しました。これは議会制民主主義の原則を踏みにじる暴挙です。愛教労は、教員の働き方を一層困難なものにする「一年単位の変形労働時間制」に断固抗議します。

 

 変形労働制は、繁閑期のある工場などの労働者に適用されていますが、教員は対象外となっていました。労働基準法では変形労働制の導入には労使による書面での協定が必要です。そのためには教員に労働協約締結権をはじめ労働基本権を付与しなければなりません。しかしこの改定では、基本権は付与せず労使協定がないまま、自治体が条例を制定すれば導入できるとしています。まさに働く者としての教員を無権利におとしめるものに他なりません。

 厚労省は、変形労働制を導入できる条件として「恒常的な時間外労働がないこと」としています。文科省2016年調査によれば学校現場は中学校教員の6割、小学校教員の3割が月80時間を超える異常な時間外労働となっているのであり、そもそも変形労働制導入の前提条件がありません。政府が強調した夏休み期間の「休日まとめどり」のためであるならば、法律を変えずとも研修を減らし閉庁日を長く設定すれば、現行法の下でも可能なはずです。

無理に導入して、見かけ上の労働時間を減らしたとしても総量として労働時間の短縮にはつながりません。文科省が労働時間を短縮する「閑散期」とした夏休み期間にも、教員には部活動指導や研修などの業務があり短縮などできないのです。現場の教員からは「延長した定時まで会議が入るのではないか」「定時後の業務は結局時間外労働となる」「部活顧問の強制が強まるのでは」「子育てしながら教員を続けられない」などの声が上がっています。また、労働基準法が定める8時間労働の原則を崩すことで、健康破壊のおそれも指摘されています。人間の身心の健康は一年単位ではなく、一日単位で回復するものだからです。

こんな理不尽な立法を強行した安倍政権を許すことはできません。教員の異常な長時間労働を解消し子どもたちの成長・発達を保証する教育実現のためには、教員定数を大幅に増やすことが第一です。また、改定給特法施行の後にも変形労働制を導入させないよう、市町村教育委員会と校長に働きかけ、地方議会での条例制定を阻止することが重要です。愛教労はこの運動に全力を尽くしていきます。

                                        2019.12.6 愛知県教職員労働組合協議会
 

「~公立学校の校長先生のための~やさしい!勤務時間管理講座」

「~公立学校の校長先生のための~やさしい!勤務時間管理講座」by文科省
を視聴してこれ以下の労働条件の学校は、管理職に迫ろう!!

視聴するアドレスはこちら → 

第1回 公立学校の教師の勤務時間管理の基本

第2回 公立学校の教師の時間外勤務

第3回 上限ガイドラインと変形労働時間制~中教審答申を受けて~

 

「教員の多忙化解消フォローアップ会議」への愛教労意見書

 愛教労は、1月23日、愛知県教育委員会「教員の多忙化解消フォローアップ会議」への意見書を提出すると共に、多忙化解消の実効性を担保するための申し入れ懇談をおこないました。今回には、県費出張で3名の組合員も参加して、堂々と意見の陳述をおこないました。

 意見書全文はこちらからダウンロードできます → フォローアップ会議への意見書
 

愛知県小中学校における活動問題に関する申し入れ

2/5 愛知県教育委員会へ、「愛知県小中学校における活動問題に関する申し入れ」をおこないました。

申し入れ全文はこちら → ワーキンググループへの申し入れ.pdf
 

お知らせ

県多忙化解消プラン具体化への愛教労の要望

「県多忙化解消プラン」具体化への要望.pdf
 

お知らせ

「愛教労教員の多忙化解消提言2」を県教育委員会に提出しました。

詳しくは、こちらをクリック → 
「愛教労 教員の多忙化解消提言2」2016-10-18版.pdf
 

お知らせ

「愛教労教員の多忙化解消提言」を県教育委員会に提出しました。

詳しくは、こちらをクリック → 
「愛教労 教員の多忙化解消提言1」2016-8-15.PDF