愛教労ニュース第98号<愛教労ニュース98号 1面ページより>

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後期県教委交渉
愛教労は、1月18日、自治センターで後期県教委交渉を行いました。
今回の交渉項目は、
@奨学金貸与手続き問題
A超過勤務解消にむけて
の2点でした。
来年度に向けて、高校での奨学金予約貸与事務手続きを中学校教員に押しつけようとしていることに対して、教員が生徒の家庭の経済状況を詳細に知ることは、プライバシーの保護に反する点、またこうした事務手続きは、教師の本務ではない点などから、おしつけないように要求しました。
交渉の中で、奨学金予約貸与事業の責任は、県高校教育課であることを確認しました。また、教諭の職務権限を逸脱している点については、当局は即答できず、後日回答すると返答しました。
しかし、今年度の実施については決定済みであるため、来年度に向けて愛教労も含めて関係機関で検討することを約束しました。
「超過勤務時間の解消に向けて」当面、時間外勤務の実態を調査することや個人別に毎日の出勤時刻、退出時刻を記録し保存すること(千葉県柏市ではすでに実施)を要求しましたが、県教委は、「学校日誌で適正に管理している。割り振られていない場合は、調査する。不徹底なら指導する。」と回答するにとどまりました。しかし、愛教労は、超過勤務は、個々の教師によって異なることもあり、個人別の現認が必要であることを強調しました。その結果、「校長判断で割り振り簿を作成してもかまわないし、割り振りの確実な実施は管理者の現認は当然である。」と管理職の責任であることを明確にしました。
泊を伴う行事については、「時間外にならないよう無理のないような計画を指導している。休憩も取れるように指導している。」部活動は、「勤務時間を超えてまでの部活動指導は適切ではないと指導している。」「たとえ自主的自発的活動であっても長時間活動や勝利至上主義の活動は適切ではないと指導している。」と回答しました。
同時にサービス残業について「厚生労働省の通達」を職場に配布することについては、配付しないと回答し、職場の実態を放置する姿勢に終始しました。
指導力不足教員問題で公開請求の取り組み
指導力不足教員に認定されたAさんが、文書開示を請求し、措置要求のたたかいを起こされました。その結果、「本人開示について、『(開示すると)人間関係の悪化を招くため、開示しない。」と不当な決定をしました。しかし、一方「指導力不足と認定されることは、個人の権利利益を損なうため自然な心情として理解できる。(したがって認定にあたって、)より一層の客観性、公正性が求められる」との付帯決議がつけられました。
このことは、公開請求は退けられたが、付帯決議での文言は、管理職が恣意的な判断では認定できないとした重要な成果と言えます。
特定優遇の補助教材採択
振興会の出版物なら公費で負担するが、他の出版社なら保護者負担とする?
こんなおかしなことが一宮や春日井で行われました。
行政までが特定出版社(教育振興会)と癒着しているのでしょうか。
本来、副読本や副教材は、各学校で選定されるものです。それを一社のものを押しつけている現状を改めようとしない姿勢は厳しく追及されるでしょう。
一宮では、道徳の副読本は、長年にわたって「明るい心」、「明るい人生」が使われていました。昭和48年度からは、保護者負担から公費負担として市の予算で購入されるようになりました。これらの書籍は、小中学校校長会が編集し教育振興会が発行しています。道徳の副読本は、他の出版社からも発行されているにもかかわらず、振興会の書籍のみが公費負担で採用されてきたのです。
組合が「副読本や副教材は、多数の出版社から選択せよ」と要求してきたことにより、来年度用の教材を選定する教材採択会議では、他の2社のものも用意されました。しかし、振興会の書籍は公費負担で無料だが、他の出版社にした場合は公費負担にはならないという説明がありました。
これでは事実上複数のものから選択することにならず、特定の物を採択することになってしまいます。ですから、これでは「特定団体への優遇措置」と言われて当然です。
押しつけの万博
名教労と名古屋市教委との交渉の中で、市教委は「(愛知万博)は、今からやめてもらってもいい。」と回答しました。
テロ、地震、混雑、安全、見学時間、休憩場所など懸念されることは山積みです。
本来、遠足や社会見学は学校の教育活動の一環であり、主体は学校です。教育活動との関連も論議されないまま万博へ行くのは当然だという論調は本末転倒です。