愛教労ニュース第83号<愛教労ニュース83号  1面ページより>
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到底受け入れられない
県教委の「給与改定」提示
160億円はどこに?
愛教労は、11月14日付で愛知県知事に対し「給与改定」最終提示を断固拒否する回答を提出しました。

「給与改定」の最終提示に対する回答

 11月10日の賃金確定交渉で提示された「給与改定について」の最終提示について、以下のように回答する。

 わたしたちは、教職員の生活と働く意欲を守るために、最終提示は断固拒否する。
 昨年に続き2年連続の給与削減は、教育労働者の日々の生活を脅かすだけでなく、退職手当の調整率の引き下げと相まって、退職後の生活・生涯生活設計にも大きな不安を与えるものである。
 人事院も県人勧も、民間との較差を是正するために公務員給与の引き下げを勧告したとしているが、昨年も指摘したように、信じることはできない。11月7日の第4回交渉で県から出された資料によれば、民間の平均賃金は平成6年度から平成13年度までは不況といわれながらも着実に上昇しており、13年度には前年度より+5839円だったのが、14年度は突如△5235円とマイナスに転じている。これは、突然民間の平均賃金が大削減されたのではなく、14年度に調査の抽出方法を変えて、賃金の高い大企業の調査数を少なくして賃金の低い小企業を多くしたために、賃金が低くなったように演出されたと見た方が自然である。その証拠に、15年度は再び+2234円とプラスに戻っている。
 11月10日の交渉で、今回の給与改定によって削減される額は愛知県で160億円であり、その使途は定まっていないとの説明があった。今回の給与削減は県財政が困窮しているためになされるわけではない。ならば、削減分の160億円は、1999年度から連続3年間、プラス人勧のもとでわれわれの給与を削減した復元に充てるべきである。
 県は、プラス人勧の時でも、「県財政の困窮」を口実に削減を行い、今回は県財政が困窮していないのに、「人勧の尊重」を口実に、削減しようとしている。県の論理は一貫しておらず、ただわれわれの賃金削減だけが目的のようにも思われる。
 昨年に続き今回も、「調整」の名の下に事実上の遡及を行おうとしていることも許せない。「不利益不遡及の原則」を遵守すべきである。特に今年度は、すでに支給した交通費も「調整」するという。異常である。
 現場では、休憩も取れない劣悪な条件の下で長時間労働を強いられるなど、労働条件は改善されるどころか悪化して、健康が脅かされている。県は人勧と同時に出された人事委員会の報告を真に尊重して、年次休暇の計画的使用の促進及び時間外勤務の「縮減」などを真剣に取り組むべきである。
 最後に、今年度は、1週間に2日交渉を持ったり、金曜日の次に休み明けの月曜日に行ったりした。このような過密な日程では組合員の意見を交渉に反映できない。改善するように求めたい。 
後期県教委交渉に向けて要求書提出
 愛教労は、10月23日、後期県教委交渉の要求書を県教育長宛に提出しました。要求項目は次の7項目から成り、特に長時間にわたるサービス残業の根絶に向けて交渉にのぞみます。

第1.賃金・諸手当の改善について
第2.労働時間の適正な管理・サービス労働の根絶に向けて
第3.サービス残業総合対策要綱(2003年5月23日付厚生労働省通達)の厳正な実施について
第4.健康と労働安全衛生について
第5.教職員の配置改善について
第6.昇任・転任人事について
第7、実費弁済にふさわしい旅費制度について
 特に第2の部活動の問題では、「各学校で日常的に実施されている学校教育としての部活動は、すべて『勤務としての対象』であり、管理職は職員の部活動の始業・終業時刻をきちんと『現認』すること。そこでの労働時間については曖昧にせず、割り振り簿に記録し、適切な割り振りがなされるように指導すること。」とサービス残業をなくし、勤務の割り振りが当然であることを要求します。
 また、第3の職員の労働時間の適正な管理は、○「使用者の現認、タイムカード・ICカード」を原則としている趣旨を徹底し、校長・教頭への意識改革の徹底を図ること。
○上記の方法で確認された職員ごとの超過労働時間(持ち帰り残業も含む)の把握は、割り振り簿に記録し、当該労働者に提示し、確認を得る作業を組み入れること。また、把握された勤務時間資料は、職場で自由閲覧を可能とし、3年間の保存を義務付けること。
 すべての職場で、職員の把握された勤務時間に基づき「労働時間管理上の問題点及びその解消策」の検討を行う協議機関を設置すること。○把握された労働時間に応じて適切な割り振り変更が行われるよう徹底すること。また、割り振り変更指示後の確実な実施についても、管理者の現認を義務付けることなどを要求しました。
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